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芹工務店の社長である私がお気楽に日々思うことなどを 徒然なるままに書かせてもらいます。

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エネルギーのベストミックスはどうなのか。

火力発電では二酸化炭素が多く発生する。

原子力発電ではフクシマのような大災害の危険がある。


エネルギーのベストミックスについての基本は

安心なエネルギーということになる。


たしかに、効率とコストは大事だし、

原子力はその点、一番であったが

コストで考えたとき

開発や設備にかけたコストをすべて計算に入れてあるのか

これは非常に疑問がある。


太陽光の発電コストはキロあたり49円でケッコウ、高い。

また、百万キロワットの原発一基分の発電量を

太陽光で確保するには

山手線内の広さが必要になる。


日本の原子力発電の総量は約五千万キロワット

(日本の原発は54基)

しかし、およそ、半分は動いていない。


日本の風力発電所は東北地方だけで原発の三基分くらいある。


これは環境省の発表で

日本全土で風力発電を進めれば十分に

原発の代替が可能なようです。


日本には火山性地熱での地熱発電や、

海の潮の流れを利用した潮力発電

川を利用した水力発電などの

再生エネルギー利用の可能性はたくさんある。


それらは、原子力発電に比べて

単純でイニシャルコストはずっと少なくて

明日からでも始められる。


太陽光発電はソフトバンクの孫さんが言い始めているし

実際にやっている人もいるようだが

日本にいっぱいある休耕田を利用すれば

土地はイクラでもある。


世界の原発は437基あるが

世界の再生可能エネルギーに拠る総発電容量は

原発のそれを超えているそうです。


       つづく

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6月11日の朝日新聞のコラムに

国際エコノミストの斎藤進氏(私は知りません)が

「原発なき電力供給は目前」という題で書いていました。


面白そうなので転記してみました。


経産省や総務省の出す統計情報では

日本全体の発電能力は原子力を1とすると、

水力が1で火力が4の比率だ。


稼動率は水力がほぼ100%

火力と原子力は50%前後。


原発を止めても、火力の稼動率を12.5%上げれば

必要電力はカバーできる計算だ。


日本で発電される電力の20%近くは自家発電だ。

自家発電の90%が火力、10%が水力で

つまり、買うより安いと計算して、

企業が自前の発電設備で自家発電をしているのだ。


また、昨年の原子力発電実績を

新型発電設備のガスタービン・コージェネレーションに

置き換えても、必要な新規投資額は8千億円程度で済む。


しかも、ガスタービン・コージェネレーションの

熱効率は既存火力より30~50%高く、

CO2の排出量も大幅に下がる。


燃料となる天然ガスの供給量も今は、

世界的に増えて安定しているし

硫黄、窒素分などの有害物質も

液化する段階で除去されて

環境負荷はきわめて低い。


このような手当ての上で

再生可能エネルギーに移行してゆけば

脱原発は何も問題ない。


今日からでも出来る話だ。



私もこんな話、知りませんでした。

良いことずくめで、

「本当かな。」って勘ぐっちゃうんですけれど

そもそも東電の情報自体が怪しいから

原発の必要性なんて

やっぱり、東芝や日立の原発メーカーの

ためだけなんじゃないかと思いますよ。


やっぱ、原発は辞めたほうがいいよ。


未来に悔いを残さない為にも

世界から後ろ指さされない為にも

やめよ。やめよ。


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広島の原爆で出た放射性物質の量はフクシマの五百分の一。

原爆というのは放射性物質の量は非常に少ない。

核反応の爆による大きなエネルギーの拡散が

大きな破壊力を生むのである。


フクシマの四基ある原発の内、一基が一日に運転して出る

放射性物質の量は広島原爆の百個分。


広島の最大被曝線量は0.01~0.03グレイ。

グレイという単位はシーベルトとダイタイ同じと考えてよい。

原爆は一瞬。


学校の一年間での最大被曝線量

20ミリシーベルトという数値を考察する。


この基準値は外部被曝のことで

被曝は内部被曝も同時に起こる。


そして被曝量は外部と内部は等しいので

実効値は40ミリシーベルトと考えてよい。


厚生労働省は原子力発電所の労働者が

過去三十五年間に浴びた累積被曝放射線量に基づき

十人を労災認定している。


その累積被曝線量は5.2~129ミリシーベルトである。

これによってガンになったと認定している。

一年でなく35年間での累積被曝線量です。


学校の一年間での最大被曝線量のガイドライン

20ミリシーベルトという数値がどれだけ甘いかが

知れます。


国立ガン研究センターの発表では

100~200マイクロシーベルトを浴びると

ガンのリスクは1.08倍になる。


マイクロという単位は一千分の一ミリです。

つまり、0.1~0.2ミリシーベルトということです。


チェルノブイリでは原発から100キロ圏内の学校は

廃止してるそうです。


        つづく

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原子炉というものは実は反応が止まってからが勝負。

基本的には崩壊熱と呼んでいるが

ここのところをキチッと処理しないと

フクシマのようなことになる。


今回、反応は止まった。

核分裂は止まった。

これは事実。

しかし、あのすさまじい水素爆発は、

核分裂停止後の崩壊熱で起こった。


崩壊熱は核分裂で生成されたものが

安定しようとするときに出す熱で、

二分の一が安定した状態になるのを半減期という。


ヨウ素の場合は八日間。

セシウム137の半減期は30年。

60年たっても四分の一はまだ安定していない。


だから、浜岡原発も、

停止後に、燃料棒を燃料プールに移しても100年は

非常時(大震災)の心配をし続けなければならない。


もしも、冷却に失敗すると燃料棒が溶融(メルトダウン)して

放射性物質が拡散する恐れが出てくる。


現実に、福島の水素爆発とはメルトダウンのことである。

メルトダウンという言葉では不安を増大するから

水素爆発という新しい言葉でごまかしていたのだ。


使用後の燃料棒は最終的にはガラスに封じ込める。

燃料棒を包んだ土を高温で焼き〆て

陶器、磁器にしてガラス化させる。


そうすると水を含んでも外に滲み出さない。


ガラスは数千年持つといわれる。


メソポタミア文明の遺跡から透明でないガラス製の出土品が

たくさん出ている。


燃料棒を被覆している燃料被覆管は

ジルコニウムで出来ている。

ジルコニウムは非常に熱に強い。


人工ダイアモンドでジルコニアというものがある。


人工ダイアモンドの素材になるくらいだから

熱には強いはずだ。


ジルコニアはジルコニウムに水を加えると

二水酸化ジルコニウムというのが出来る。

その過程で水素が出る。


ジルコニアは融点2700℃で、イイカゲンでは溶けない。


これが溶けたのを炉心溶融という。

いわゆる、メルトダウンだ。
     

つづく


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現在、福島第一原発では、

タービン建屋の地下に溜まった水を処理する為に

日本の技術では出来ないので

フランスのアレバという会社が濃縮という方法で、

推定7万トンの水を濃縮して運び出す予定だという。


1トンは1㎥だから7万㎥になる。

1万㎥は1メートル深さで100メートル角のプールになる。

清水から福島へ運んだメガフロートが1万㎥。


7万㎥が1~4号機まである。

それがミンナ汚染水。

その処理はトテモ大変な労力が要る。


また、100トンあまりのものを吊るクレーンが

原子炉建屋には設置されていて

それだけの重さを吊るのだから、

相当な大きさのものだと想像がつくだろうが

それが粉々になってプールに落ちて

三号機ではプールを貫通して、

その下にまで行っている可能性がある。


燃料もどこかに行ってしまっている可能性がある。


原子力発電所はコンパクトかつ

非常に厳重に出来ていることは間違いない。

地震があっても十分に耐えられる。

しかし、耐えればよいのではないと言うことは今回の結果で

明らかになった。


電気が来ないことでとんでもないことになったが

(笑えるでしょ。電気つくっているところで電気が来ない。)

仮に電気が来ても、

なんにも役に立っていないことがハッキリしました。


それは外側の機械が全部やられているからです。


ついでに、6月1日のあさのテレビで原口さんが

言っていたのですが

「緊急炉心冷却装置が取り外されていた。」

という資料が見つかったそうです。


開いた口がふさがらない。


「想定外。」という言葉が独り歩きしていますが

芹澤が考えるに、東電は意図して

「想定外。」という言葉を

早い段階で使ったのではないだろうか?


どんなに批判されようが「想定外。」は、結果的には、

水戸黄門のインロウのような効果を発揮するように思います。
          

つづき

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