広島の原爆で出た放射性物質の量はフクシマの五百分の一。
原爆というのは放射性物質の量は非常に少ない。
核反応の爆による大きなエネルギーの拡散が
大きな破壊力を生むのである。
フクシマの四基ある原発の内、一基が一日に運転して出る
放射性物質の量は広島原爆の百個分。
広島の最大被曝線量は0.01~0.03グレイ。
グレイという単位はシーベルトとダイタイ同じと考えてよい。
原爆は一瞬。
学校の一年間での最大被曝線量
20ミリシーベルトという数値を考察する。
この基準値は外部被曝のことで
被曝は内部被曝も同時に起こる。
そして被曝量は外部と内部は等しいので
実効値は40ミリシーベルトと考えてよい。
厚生労働省は原子力発電所の労働者が
過去三十五年間に浴びた累積被曝放射線量に基づき
十人を労災認定している。
その累積被曝線量は5.2~129ミリシーベルトである。
これによってガンになったと認定している。
一年でなく35年間での累積被曝線量です。
学校の一年間での最大被曝線量のガイドライン
20ミリシーベルトという数値がどれだけ甘いかが
知れます。
国立ガン研究センターの発表では
100~200マイクロシーベルトを浴びると
ガンのリスクは1.08倍になる。
マイクロという単位は一千分の一ミリです。
つまり、0.1~0.2ミリシーベルトということです。
チェルノブイリでは原発から100キロ圏内の学校は
廃止してるそうです。
つづく
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