あまりに腹が立つから書きます。
はっきり、言っておく。
この「計画停電」は東電の体質の程度の低さを
露呈する以外の何者でもない。
「計画停電」によってどのような影響が現れるのかを
一顧だにしない方策である。
こういう私も、その影響が現れてから批判するのだから
後ろめたい気持ちもスコシはあるが
行う側は、その影響を十分に検討する必要があったはずだ。
しかし、東電は、そんなことをスコシも
考慮したようには見えない。
鉄道の休止と、ソレに拠る混乱。
むしろ、鉄道を安定運行させて
クルマの運転を減らすことで道路の運行をスムースに
させるほうが災害対策になるでしょう。
救急対応の必要な分野の混乱。
病院だけでなく、給油基地も電気が来なければ
タンクローリーに積荷して、出発させることも出来ない。
産業に与えるダメージ。
これこそ、言わなくても解りきったこと。
流通の大動脈が動かない。
工場が動かない。
商店が開けない。
たとえば、卑近なところでは
グループ分けで、時間を分けても
停電が予想されれば
「私の知り合いの「レストラン」は完全休業してしまった。」
というようなことが、そこらじゅうで起きているはずだ。
予約客から次々とキャンセルが入ったそうです。
それも、地震後はキャンセルなどなかったのに
「計画停電」がきまったトタンに
キャンセルが相次いだそうです。
それはそうだ。
食事中に停電ではコマッテしまう。
それ以前に停電では「おいしく料理できないのでは?」
なんて疑ってしまうでしょう。
「キャンドルライトでお食事もおつね。」
なんていってくれる人は少ないよ。
これは、レストランにすれば死活問題である。
計画停電とは言っても、やるのかやらないのか
なってみなければ解らないような状態ではありませんか。
そのおかげでどれだけ国民が右往左往しているのか。
東電はソレを想定したのかしら?
「計画停電」を発表するよりも
国民のミナサマに頭を下げて
「企業も家庭もゼヒ、25%の節電をしてください。
ネオンは消しましょう。
余分な照明は切りましょう。
電気器具は使わないときはコンセントから抜きましょう。
それが出来なければ、何時、停電になるかわかりませんよ。」
といったほうがよほど誠実だと思うのです。
「計画停電」なんて一見、誠実に見えるけれど
実は、東電は自分の仕事を投げ出しているだけです。
「俺たちは計画的に仕事をこなしているよ。」
とポーズをとっているだけです。
無能をさらけ出しているだけです。
言わせてもらえば、「計画停電」でグループ分けは
するけれど、やるかやらないかはわからないなんて
ふざけるんじゃないよ。
それなら、いっそ、確実に決めた時刻に
必ず、停電したほうが国民も計画が立てられる。
そもそも、「売る電気がないから販売制限をする。」
みたいなことでは、
国民の生活の基盤を支える企業としての姿勢が
スコシも感じられない。
それは、福島の原発の対応と
同じ根を持っているように見える。
何かといえば「想定外、想定外。」
原子力を扱うものとしては
「想定外」などゼッタイにあってはならない。
「想定外」を想定するならば
原子力などイジってはダメだ。
東電よ!!
お願いだから
もう少し、頭をはたらかせておくれ。
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