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芹工務店の社長である私がお気楽に日々思うことなどを 徒然なるままに書かせてもらいます。

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表題が「脱原発」なんてなっていると、
「芹澤はまたか。」と思われるでしょうが
チョット、お付き合いください。

宣言してしまいますが、私は、カチカチの脱原発派です。

原発は不要だ。
不要なだけでなく、大きなリスクを抱えている。
だから、一刻も早く「脱原発」するべきです。

どうせ原子力燃料のウラン鉱石の埋蔵量は、
70~80年分くらいしかないのですからね。

そして、使った後の出る廃棄物は津用放射性を持っていて
処分の方法が見つかっていないのですからね。

現在考えられる、一番の方法が「地中に埋める」ですよ。
あまりに、なさけなくない。

そこで、朝日新聞から仕入れたネタを少々・・・。

ドイツでは7月8日に上院でも「脱原発」を承認する。

「脱原発は、地球の未来の為の投資計画だ。」
スバラシイ言葉でしょ。

このひと言で、「脱原発」の意義、理由を
言い当てていると思いますよ。

日本では、電力の安定供給が出来るのか、
電気代は高騰しないか
といった議論に目が向きがちだが、
ドイツでは原発の危険性や次世代の負担の過大さ
といったところが争点になっているのです。

ドイツでは、風力や太陽光などの再生可能エネルギーの
買取制度を1990年から導入していて、
それはこれからも続けてゆくし、買取価格も一定している。

日本は10年の期間で始めて、
年々、買い取り価格が減ってゆくという
姑息な方法、行き当たりばったりな方法です。

ドイツの人は
「日本は、地球で唯一、原子爆弾を落とされ、
フクシマを経験しているのだから
脱原発の旗振りになるべきだ。」
と言っています。

現在、日本にある原発は54基、稼動しているのは19基。
原発は13ヶ月ごとに検査のために休止するようになっている。
ストレステストの話が持ち上がった今、半年先には稼動する原発はなくなる。

チョウドよいから、ミンナ止めてしまいましょう。

以前にも書いたように、火力発電所は原発の発電量の4倍あって、その半分が休んでいる。
原発も半分以上休んでいる。
原発を全て止めても、休んでいる火力発電所の四分の一を動かせば発電量は足りる。

たしかに、CO2の排出は一時的に増えるけれど、天然ガスは石油よりもCO2の排出に関しては効率が良いので、順次、天然ガス発電や再生可能エネルギーの発電に切り替えてゆけばよいではないかしら。

電気代も、発表されてほどにはあがりゃシナイ。

電気代が高くなるからって、魚も牛肉も野菜も
全部、放射能汚染のものを食う覚悟があるのですか。

原発なんて止めようね。

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IPCC(気候変動に関する政府間パネル)は

2050年までに、最大で

エネルギー需要の77%までを

自然エネルギーで賄えるとの見通しを発表した。


IPCCとは地球温暖化問題で、

現状データと将来の予測を発表している機関です。


温暖化が問題になり始めた1990年と

2010年を比較すると

世界の風力発電は100倍以上になっている。


原発の総設備量の3.7億キロワットに対して

半分以上の1.9億キロワットに迫り

年々4千万キロワットずつ増えている。

世界的には風力発電が自然エネルギー発電の主力のようだ。


太陽光発電の導入量は4千万キロワットに近い。

昨年の増加量は1.5千万キロワットで

原発の100基分に相当する。


太陽光発電は当初、日本が世界をリードしていたが

現在ではドイツ、スペインについで第三位の導入量である。


しかし、自然エネルギー全体の導入量では

日本は世界の潮流から大きく遅れている。


風力、太陽光、バイオマス、小型水力、潮力、地熱などを合わせても

日本全体の発電量の1%しかない。


ダムなどの大型水力をあ合わせても9%しかない。


ドイツでは、この10年で

自然エネルギーの割合を4%から17%に上げた。


この実績が「脱原発」に踏み切るエネルギーとなっている。



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今、福島県の農家では

「ひまわり」を植えるのがブームのようです。


ミナサンも耳にしたことがあると思いますが

「ひまわり」はチェルノブイリ原発事故でも、

ナタネとともに地面の放射性物質をよく吸収するということで

盛んに植えられ、復興のシンボルとなっているようです。


しかし、600種類以上の植物で

セシウムの吸収率の実験をした結果では

顕著な差はないらしい。


放射性物質は地面についても、あまり深くは浸透しないらしく

セシウムは地表から15セン以内に97%残っていて

ストロンチウムも地表25センチ以内に90%以上

残っているというデータがある。


仮に「ひまわり」が放射性物質の吸収率が高くても、

その「ひまわり」をどのように処分するのか?


そこも悩みどころである。


植えられた「ひまわり」が育って、

太陽に向かって花を咲かせている写真を見ていると

「希望のひまわり」という言葉が

とても、せつなく思えてくる。

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公的年金の2010年度の積立金残高が総額161兆3170億円になるそうです。
市場の運用で2010年度には5700億円弱の損失で、6兆2000億円弱を年金支給用に取り崩して、2年連続の取り崩しになった。

2009年度には9兆円超の収益で金融危機の損失分をほぼ取り戻したが、東日本大震災の影響や外国債の収益率低下でマイナスに転じてしまった。

この8年間の運用利回りの実績は2.43%で、過去十年の運用益は11兆4000億円弱で、そこそこ稼いでいるのかもしれない。

面白い数字でしょ。
まあ、興味なければ、どうでもよい数字ですけれどね。

161兆円もあるから社会保険庁は、ズサンな事していても、鈍いのかもしれないね。

さて、その161兆円が年金資金として多いのか、少ないのか?
どうお考えになりますか?

ちなみに、日本の借金は約900兆円あります。

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本日、三島の現場で芹工務店で始めての金物工法に拠る木造住宅の建て方が行われます。

金物工法とは、柱や、梁の止め付けに従来の、ホゾ切りして柱や梁をつなぎ羽子板ボルトで締め付けるのではなく、ホゾの代わりに金物の腕を柱や梁に取りつけて相い方の梁の切り込みに差し、ピンで固定する工法です。

この金物工法の利点の第一は、断面の欠損が少ないことです。
従来の工法では、ホゾを切ることで柱や梁の断面欠損が大きくなります。
四方向から梁がぶつかる柱などはほとんど残らない場合もあります。

そうした在来木造工法にくらべて、金物工法での断面欠損はホゾ代わりとなる金物の3~5ミリの厚みのフィン2枚分の切り込みだけで済みます。

土台と柱も同様にピンでホゾの変わりになりますので柱と土台の緊結も強固になります。

目新しい工法ではなく10年以上前から行われている工法ですが、難点は、コストが高いということです。

同じ建物でも、30万円以上高くなります。
坪単価にして1万円以上です。
しかし、当社のプレカット業者から今年になって、新しいタイプの金物工法ですと紹介されたのが、工法としてはそれほど革新的ではないのですが、スリムになって安くなったのが魅力的でした。

在来木造工法との差額も20万円を切るような試算になりました。

私も何年も前から金物工法に移行したいと考えていたのですが
何しろコストがネックになって踏み切れないで居たのです。

在来木造工法のプレカットも大工が構造材のキザミをするよりも精度が高く、ガタツキも少なく、垂直性も良いのですが、
金物工法は欠き込み部が少なく、ヨリ精度も増していますし、何より、断面欠損が少ないので構造的に安心できるものです。

金物を使うことによる収まり上、梁材のメンバーも総体で1割ほど大きくなるので、構造的な剛性も増します。

また、金物工法では建て方が終われば、在来木造工法で必要な羽子板ボルトの後締め付けや、柱につける補強金物や屋根裏の束を止めるカスガイ打ち付けなどの構造金物の取り付けがほとんど必要なくなりますから、建て方後の屋根や外壁の合板貼が早く進むので、柱や梁を雨に濡らす心配もズット少なくなります。
大工の手間も少なくなります。

私の感想では良いこと尽くめだと思います。
ただ、コストだけです。

しかし、今回のものですと差額も縮まりましたので、これからは芹工務店は全ての建物で金物工法とすることにしました。

その第一号の建て方が、本日、行われます。
実は、昨日の予定だったのですが、天気予報が雨だったので
見送って、今日の建て方にずらしました。
私もこれから見にいってみるつもりです。

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