IPCC(気候変動に関する政府間パネル)は
2050年までに、最大で
エネルギー需要の77%までを
自然エネルギーで賄えるとの見通しを発表した。
IPCCとは地球温暖化問題で、
現状データと将来の予測を発表している機関です。
温暖化が問題になり始めた1990年と
2010年を比較すると
世界の風力発電は100倍以上になっている。
原発の総設備量の3.7億キロワットに対して
半分以上の1.9億キロワットに迫り
年々4千万キロワットずつ増えている。
世界的には風力発電が自然エネルギー発電の主力のようだ。
太陽光発電の導入量は4千万キロワットに近い。
昨年の増加量は1.5千万キロワットで
原発の100基分に相当する。
太陽光発電は当初、日本が世界をリードしていたが
現在ではドイツ、スペインについで第三位の導入量である。
しかし、自然エネルギー全体の導入量では
日本は世界の潮流から大きく遅れている。
風力、太陽光、バイオマス、小型水力、潮力、地熱などを合わせても
日本全体の発電量の1%しかない。
ダムなどの大型水力をあ合わせても9%しかない。
ドイツでは、この10年で
自然エネルギーの割合を4%から17%に上げた。
この実績が「脱原発」に踏み切るエネルギーとなっている。
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