通称カマクラシャツ、実際のメーカー名は「メーカーズシャツ鎌倉」です。
ワタシがこのシャツを知ったのは3年くらい前です。
どこで売っているのか探していたら
羽田新空港を見に行ったときに
空港内にお店があって、買ってきました。
女房もブラウスを買いました。
その後、東京へ出かけて近くにカマクラシャツの店があると
ついつい買ってしまいます。
東京の丸の内のマルビル地下にもありますし、
先日は品川駅のアトレ品川でも見つけてしまいました。
マルビル店は15坪の店で年商4億円だそうです。
カマクラシャツを知ったキッカケは、
「LEON」か「男性専科」あたりで読んだのだと思いますが
先日の朝日新聞のコラムにも掲載されてありました。
素材にこだわり、エジプト綿の細い番手の糸を仕入れて
縫製作業は国内でスベテ行うといったこだわりで
商社、問屋を介さず、倉庫を持たず、流通と販売のコストを抑えて
価格は¥4,900(消費税別)のワンプライスで売っています。
ごく一部のものは違いますが、プライスタグも付いていません。
商品価格に占める原価率は60%という驚異的な割合です。
フランス大使館の幹部からの
「この品質でこの価格ははありません。パリに出店しないか?」
と言うようなオファーがいろいろある中で
10月にニューヨークに海外第一号店を出したそうです。
価格は79ドル(約6,300円)
同等のライバルの価格が150ドル以上だそうです。
皆さんも一度、手に取ってみてください。
やわらかさや縫製の上品さに感心すると思います。
今日、わたしがこの話を持ち出したのは
これからの日本製品の方向性がここにあるのではないかと思ったからです。
日本は既に経済のNO.1競争からすべりおちて
この先も復活する可能性はないでしょう。
なにしろ、中国、インド、インドネシア、ブラジルなど
日本の何倍もの人口で成長している国が目白押しです。
日本はその国を相手に、
この部品は日本で無ければ自分の国の製品のレベルを維持できない。
と言ったような立場に立つのが
利益率のよい商売になるのではないでしょうか。
芹工務店でも、先日のブログで書いた「普通のことを普通に」やり続け
発信し続けて、硬派な仕事をするべきだと思っています。
これからは、
「こんなことやってます。こまかいことやってます。」
なんて言わないで
「こんなことはしません。手は抜きません。」
を語ってゆくつもりです。
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