昨日、若い営業が、基本契約がとれた報告に来ました。
お施主様ご本人たちは芹工務店の仕事が気に入ってくれていたのですが
お父さんが大工さんらしくて横槍が入っていたのです。
構造見学会へお父さんに来ていただき
芹工務店の仕事ぶりを見てもらったのですが
そのときの感想が
「普通のことを普通にやっている会社だね。特別なことは無いね。」
と言われて
ウチの社員はガッカリしていました。
でも、私は「それはスバラシイほめ言葉だと思うよ。」とほめてあげました。
現在の住宅業界は、少しでも他社との差別化を図ろうと
細かすぎるくらいのことを大きく話して自社の特徴に上げています。
たしかに大手のハウスメーカーは自前の研究所などを持って
先進の技術開発をしているでしょうが
地方の小さな会社にそんな開発能力はありません。
たまにあっても他人のアイデアに少し手を加えて
あたかもオリジナルかのように
見せるのが関の山です。
芹工務店も精一杯、アンテナを高くして他社に遅れないように
少しでも早い情報を手に入れて
自社に取り込めるかを検討して
半歩進んだ家を造るように心がけています。
しかし、何よりも大事なことはいろいろな進んだスペックを並べても
それがチャント機能しなければ意味がないと言うことです。
そろえた機能がチャント働くためには
「普通のことを普通にやる」
「手を抜かない」
「必要な本数の釘は必要なピッチで打つ」
そのほか、まずは基本を抑える。
それが大事だと思って仕事をしています。
だから、「普通のことを普通にやる」と認めてもらえたのは
最大のほめ言葉だと感じています。
[2回]
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