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芹工務店の社長である私がお気楽に日々思うことなどを 徒然なるままに書かせてもらいます。

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シックハウス対策法は大きく分けて、VOCの発散の防止と24時間義務換気の2つからなります。
VOCの発散については、住宅に使う建材の等級を☆の数で分けて、☆☆以下は住宅での使用を禁止、☆☆☆は使用面積に制限が付けられ、☆☆☆☆(いわゆる、4スター)は無垢の木材と同等に無制限に使えるというものです。
コレは、ベニヤとかボード材の建材のほか、クロスや接着剤の適用されます。
☆☆☆☆と言ってもVOCの発散がゼロという訳ではありません。
発散速度が一時間に一平方メートル当たり0.005ミリグラム以下のものを☆☆☆☆として認定します。
数字的にはほぼゼロと言っていいでしょう。
ムクの木材などの自然素材でも☆☆☆☆以上に発散するものはいくらでもあります。
また、この規制は、住宅を作る際に使われる材料にのみ適用され、完成後に運び込まれる家具などは野放し状態です。
芹工では、全ての材料が☆☆☆☆の認定を受けていることを照明する資料を全ての業者から提出してもらっています。
そんな住宅が完成した後、検査で玄関の鍵を開けて中に入ると昔の建物のように目が痛いのです。
調べた結果、お客様の支給で取り付けた通販の家具が原因でした。
たった一つの食器戸棚(巾が1200くらい)で家中で目が痛いのですよ。
改めてVOCの発散のひどさを感じました。
と、共に、行政のイイカゲンさも感じた次第です。
この話は2年ほど前の話で、以後、お客様にはネタとしてセッセと話しています。
そして、1ヶ月ほど前には、引渡し直前のお客様からリクエストがあって、VOC発散濃度の検査をしました。
この家はフルハイトドアとの組み合わせでモダンタイプで、壁や天井は量産クロスにしました。
この家でVOC濃度を測ったところ、0.005ミリグラム以下で☆☆☆☆の範囲内でした。
当社も通常はこの検査はしていませんが、ヨイ機会でした。
これで、今やっている工事のやり方で十分に安全範囲内であることが実証されたわけです。
また、VOC発散は時間がたてばドンドン発散して消えてゆきます。
芹工の高断熱・高気密住宅なら換気も計画換気システムで2時間に1回の割合で家中の空気を入れ替えますから、発散されたVOCもドンドン家から排出されるわけです。
むしろ、時間がたって怖いのは湿気、結露等に原因で発生するダニやカビ菌の死骸などによるアレルギーです。
その為にも、高断熱・高気密住宅でシッカリと計画換気された家に住むことが健康な生活につながるのだと考えています。
つぎは、その24時間義務換気について話します。

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