前回の続きです。
今回は尺貫法について
この単位は一般生活ではほとんど使われていませんが、
住宅建設ではいまだによく使われています。
そもそも、住宅プランは909ミリメートルのグリットで設計する
ことがほとんどです。
コレは1間(ケン)=6尺=1,818ミリメートルの
半分(3尺)のグリットになります。
ただし、1桁目を丸めて910ミリメートルの
グリットとするほうが主流です。
住宅建築ではメートルモジュールはまだまだ、
なじめていません。
わたしもメートルモジュールのほうがよいと思うのですが
建材などは尺モジュールが主流で
メートルモジュールの建材はシェアが少なく
割高になるなどのデメリットが多くて
メートルモジュールは主流になれないというのが
巷間言われている理由です。
メートルモジュールのメリットは
また別の機会にお話しすることにして
尺貫法に戻りましょう。
長さの単位は1尺が303ミリメートル、
1寸(すん)はその1/10(約3センチ)、
1分(ぶ)はその1/10(約3ミリ)です。
6尺が1間で、60間が1町(約109メートル)です。
36町で1里(3.92キロメートル、おおよそ4キロ)です。
そして、6尺角、つまり、
一間角が1坪(3.305124平米)になります。
ただし当社では6尺を1,820ミリのモジュールで
プランしますので1坪は3.3124平米で換算しています。
タタミは、6尺角の半分の6尺x3尺の大きさです。
ですから、タタミ2帖で1坪となります。
さて、これから面積の話ですが、
1反は300坪(991.5平米)になります。
10反で1町(9915平米、約1万平米)です。
1町が約1万平米ということは、
偶然にも1ヘクタールと同じです。
100町で1平方キロメートル(100万平米)となります。
ちなみに、1アール(100平米)は約30坪で
1畝(セ)といいます。
1反の1/10が1畝です。
1坪の1/10が1合で、1合の1/10は1勺(シャク)です。
小さいほうから、1勺、1合、1坪、1畝、1反、1町です。
どうですか、スコシ覚えていただけましたか。
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