家庭内、つまり、住宅内部での死亡事故は意外と多い。
近年の統計では
交通事故による死亡者は五千人弱と年々、減少している。
ソレに対して、家庭内事故に拠る死亡者は
一万二千人と2倍以上多い。
内訳を見ると
78%が65歳以上の高齢者である。
食べ物に拠るものを含む窒息死が3768人
溺死・溺水死が3632人
転倒死・転落死が2260人
火災に拠る死亡が1319人です。
このうち、溺死・溺水死は温度差による急激な血圧変動が原因です。
冬の外気温度が0℃あるいはマイナスですと
従来の脱衣室、浴室は5℃程度です。
そんな部屋で裸になって、40℃程度のお湯に入れば
温度差で急に血圧が上がり、欠陥が破裂して脳内出血を起こして意識を失い
おぼれてしまうというパターンです。
病院に運ばれて死亡する人を合わせると入浴による急死者は
年間1万四千人にものぼります。
浴室だけでなく
トイレ・洗面所・脱衣室・廊下などの寒い場所でも、
暖房が効いた居室との温度差により同じ様な症状は起こっています。
ところが、北海道では死亡率がひくいという統計結果が出ています。
これは、北海道があまりに寒さが厳しいので
住宅全体の断熱性能を高するために
部屋によろ温度差が少なくなっているから
脳血管障害が起こりにくくなっているのではないかと推測されます。
そして、日本の家庭内の冬の温度は南へ行くほど低くなるというデータがあります。
これは大学の建築課の研究室の調査データです。
家の中は北海道より仙台、東京のほうが低いのです。
一番、温度が低いのは大阪だそうです。
新しい家を作ったのに、家の中で「寒い寒い。」と言っているのはナンセンスですよね。
新築するなら「高断熱・高気密」は基本的な条件の時代になっていると思いますよ。
以上、住宅建築の業界新聞あるいは雑誌の「新建ハウジング」の
2月10日号に掲載されていた記事の抜粋と、私の手持ち情報を書いてみました。
興味ある記事でしたのでスキャンしてみました。
ダウンロードのところをクリックして
ぜひ、読んでください。
写真は真っ黒になってすみません。
カラーで出そうとしましたが、容量が大きくて
ダウンロードできませんでした。
ダウンロード(xdw)
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