久しぶりに朝日新聞の特集「Globe」から
今回の特集は海外に住む日本人について
いま、海外に住む日本人は118万人を超える。
100人に1人の割合。
しかし、その中身は以前と違ってきている。
戦前はハワイや中南米、北米へ移民として渡って行った。
戦後の高度成長期は企業戦士として派遣されて行った。
現在は、もちろん企業の海外支社などへ派遣されものもあるが
国内の就職がママならず、国内企業の海外現地採用や
海外企業に就職する形で出て行く若者や
海外支社経験を生かして海外で再就職する人や
自営業で子供をグローバルに育てたいと教育や資産を海外に移す資産家や
為替レートなどから老後を海外でなどと
多様な形で海外に住む日本人が増えている。
中国や韓国は日本以上に海外移住に抵抗はなく
より積極的に海外就職を行っていて
若者の就職が困難な韓国では国も補助金を出すなどして援助している。
中国やインドはUSAに対する憧れが強く
海外移住ならUSAと言うのが多いようだ。
しかし、日本は15年前の1996年には海外在住者の上位は
USA、ブラジル、イギリスだったが
2011年にはUSA、中国、オーストラリアに変わっている。
90年代には海外在住者の15%がアジア圏だったが
現在は30%を越えている。
中国、台湾、インドネシア、マレーシア、シンガポール、タイ、韓国など
東南アジアの国々は発展してきてアジアシフトが進んでいる。
また、日本在住の外国人は
15年前には80万人台でアジア人の割合も58%だったが、
現在では167万人に増えアジア人の割合も75%に増えた。
中でも中国は67万人いる。
まさに、東アジアの国境は解けていっているのかもしれない。
国や政府がどうこうでなく、経済は人々はグローバルに動き始めているようだ。
TPPなどといわずに、まずはアセアンで関税や人の行き来に関しての
ガードを下げるべきだと思う。
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