なんといっても基本は「こまめなお手入れ」です。
最初は取れやすかった汚れも時間が経つと乾燥したり、変質して、こびりつき汚れとなって落とすのがヤッカイになります。
毛先の反ってしまったハブラシは細かいところや、裏側の掃除に便利ですよ。
毎日とは言いませんが、今日はキッチン、明日はお風呂、次はトイレと言うように週に1度くらいのペースで掃除するのが理想です。
排水口からの臭(くさ)いニオイがするのはお掃除をナマケルと排水管ににおいの元が付着するからです。パイプスルーなどのパイプ洗浄剤を使いましょう。
1. カルシウム石鹸 白色、灰色 (洗面ボウル、カウンター)
水道水に含まれるカルシウム分と石鹸や皮脂などの脂肪分が化合してできる石鹸カス。
浴室用合成洗剤(中性タイプ)で落とせます。
ガンコな場合は浴室用クリームクレンザーで落とします。
根気よくこすりましょう。
2. 水あか 白色(洗面ボウル、鏡、水栓、カウンターなど)
水道水に含まれるケイ酸やカルシウムなどのミネラルが酸素などと反応して堆積したものです。コレがシツコイ。
水栓金具などの金属部分はクリームクレンザーや「スーパークリーナー万能Jrくん」で落とします。鏡に付いたやつはなかなか落ちません。鏡専用の磨き剤を使います。
でも、早め早めにしないと本当に落ちなくなります。
3. 銅石けん 青色(洗面ボウル、水栓まわり)
水道の配管材には銅が使われている部分がケッコウあります。
そこから溶出した銅イオンが石鹸や皮脂などの脂肪分と反応したものです。
「湯あか」と同じお手入れ方法です。
4. もらい錆 茶色 (カウンター、洗面ボウルなど)
水道水中の鉄分やヘアピンなどの錆が付着したものです。
クリームクレンザーを歯ブラシなどにつけてこすり落とします。
5. カビ 黒色(排水口、コーキング)
カビの発生条件は適度な温かさと水分、栄養分です。
栄養分は石鹸や人間の皮脂などの油脂です。
栄養源となる汚れを取り除き、最後にお風呂を使った人が窓を開けておくなどの換気をして浴室の乾燥を保ちましょう。
進行したカビはカビ取り洗剤で洗い落とします。
主なカビ取り洗剤は塩素が含まれていますから他の洗剤との併用は厳禁です。
併用した場合は、化合しておかしなガスが発生する危険性もあります。
カビ取り洗剤を使う場合は窓を開けるなどの換気対策をしておきましょう。
浴槽には洗剤が入らないようにフタをしておきましょう。
また、ゴム手袋に、目のためにゴーグルも良いかもしれません。
目地に沿ってカビ取り洗剤を吹付け、10~15分ほど待ちましょう。
ドアのゴムパッキンには密閉度の高いジェル状タイプを使うのが良いでしょう。
ジェル状タイプの場合はもう少し長めに待ちましょう。
スポンジやタワシなどでこすらずにガマンして待ちましょう。
後は、水で洗い流して雑巾で水気を拭き取るだけです。
塩素系カビ取り洗剤に抵抗がある場合は酸素系漂白剤がお勧めです。
粉状の酸素系漂白剤はお湯に溶かしてティッシュに含ませて、ティッシュをカビの付いている部分に絆創膏のように張りつけて2~3時間待ってティッシュをはがして水で流します。
ひどいカビは漂白剤に液体石鹸を混ぜてペースト状にしたものを塗りつけて同じようにしばらく待って水で流します。
6. 赤色酵母 ピンク、赤色(水栓、カウンター、洗面ボウル)
発生条件はカビと同じです。
しつこいカビの発生シグナルです。
落とし方はカビと同じですが、カビよりは落としやすい汚れです。
浴室用合成洗剤(中性タイプ)で落とせますが、落ちにくいときはカビと同様にカビ取り洗剤で洗い落とします。
クリーナー、研磨剤、ワックス
ヤマハバスクリーナー ペースト状の研磨剤
ピカール きめ細かな研磨龍粒子の金属みがき剤
スーパークリーナー万能Jrくん 研磨剤を使用していないタイプ
ヤマハニューマーブルワックス 人造大理石用のワックス
ステンレス用コンパウンド ステンレスシンクに付いた水あか落としに効果
鏡の水あか取り 浴室鏡の水あかとり用(ファインミラーに使用禁止)
お手入れの手順など、詳しい「お手入れ」を知りたい方にはヤマハの「お手入れ読本」があります。
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