今回はキッチンです。
汚れの種類とそれぞれの対処法を挙げてゆきましょう。
毛先の反ってしまったハブラシは細かいところや、裏側の掃除に便利ですよ。
排水口からの臭(くさ)いニオイがするのはお掃除をナマケルと排水管ににおいの元が付着するからです。パイプスルーなどのパイプ洗浄剤を使いましょう。
1. 食品よごれ うす黄色、灰色 (カウンター、シンク、排水口)
食品カスや調味料が付着した汚れです。
水フキで落ちますが、落ちにくいときは台所用合成洗剤(中性タイプ)を使用します。
放置しておくとシミやカビの元になりますから早めにお手入れしましょう。
2. 水あか 白色(シンク、水栓金具)
水道水に含まれるケイ酸やカルシウムなどのミネラルが酸素などと反応して斑点模様に堆積したものです。コレがシツコイ。
台所用合成洗剤(中性タイプ)を使用しますが、しつこいときはステンレス用コンパウンドを使用します。
3. 油、変性油汚れ うす黄色~茶色(レンジフード、コンロまわり)
料理のときの飛散した油や油煙が付着したものです。
長時間、放置しておくと酸化して樹脂状に変化して取れにくくなります。
初期のヨゴレなら台所用合成洗剤(中性タイプ)で落とせます。
樹脂化した変性油汚れは中性洗剤に漬け置きで時間をかけて落とします。
4. こげつき汚れ 灰色~こげ茶色(コンロ、ゴトク)
こぼれた煮汁や脂分が加熱分解して炭化したものです。
台所用クリームクレンザーを使いましょう。
5. もらい錆 茶色 (シンク、水栓まわり、カウンター)
缶詰の缶や金物をシンクやカウンターに放置した場合に付く錆です。
台所用クリームクレンザーを歯ブラシなどにつけてこすり落とします。
6. カビ 黒色(シンクまわり、カウンターまわり、コーキング
カビの発生条件は適度な温かさと水分、栄養分です。
栄養分は食品カスなどの汚れです。
栄養源となる汚れを取り除きます。
進行したカビはカビ取り洗剤で洗い落とします。
主なカビ取り洗剤は塩素が含まれていますから他の洗剤との併用は厳禁です。
併用した場合は、化合しておかしなガスが発生する危険性もあります。
カビ取り洗剤を使う場合は窓を開けるなどの換気対策をしておきましょう。
また、ゴム手袋に、目のためにゴーグルも良いかもしれません。
目地などに沿ってカビ取り洗剤を吹付け、10~15分ほど待ちましょう。
スポンジやタワシなどでこすらずにガマンして待ちましょう。
後は、水で洗い流して雑巾で水気を拭き取るだけです。
塩素系カビ取り洗剤に抵抗がある場合は酸素系漂白剤がお勧めです。
粉状の酸素系漂白剤はお湯に溶かしてティッシュに含ませて、ティッシュをカビの付いている部分に絆創膏のように張りつけて2~3時間待ってティッシュをはがして水で流します。
ひどいカビは漂白剤に液体石鹸を混ぜてペースト状にしたものを塗りつけて同じようにしばらく待って水で流します。
なんといっても基本は「こまめなお手入れ」です。
最初は取れやすかった汚れも時間が経つと乾燥したり、変質して、こびりつき汚れとなって落とすのがヤッカイになります。
毎日とは言いませんが、今日はキッチン、明日はお風呂、次はトイレと言うように週に1度くらいのペースで掃除するのが理想です。
台所用合成洗剤(中性タイプ)
食器、調理用器具に使います。
例:ファミリーピュア、チャーミーVクイック・・など
クリームクレンザー(弱アルカリ性)
科学的な分解力では取れない汚れは研磨剤入りのクレンザーを使って落とします。
研磨剤入りですから材質を傷つける可能性があります。
材質に影響の少ないものを選びましょう。
例:クリームクレンザージブ、ホーミングクレンザー・・など
ガスレンジ、換気扇用
漬け置きタイプと吹き付けタイプがあります。
例:ワイドマジックリン(漬け置きタイプ)、レンジまわりのルック(吹き付けタイプ)・・など
カビとり剤(塩素系・アルカリ性)
カビを除去して、漂白、殺菌します。
使用上の注意が必要です。
塩素系と酸性の洗剤の併用は有害な塩素ガスを発生しますので、絶対に避けてください。
例:キッチンハイター・・など
クリーナー、研磨剤、ワックス
ヤマハバスクリーナー ペースト状の研磨剤
ピカール きめ細かな研磨龍粒子の金属みがき剤
スーパークリーナー万能Jrくん 研磨剤を使用していないタイプ
ヤマハニューマーブルワックス 人造大理石用のワックス
ステンレス用コンパウンド ステンレスシンクに付いた水あか落としに効果
鏡の水あか取り 浴室鏡の水あかとり用(ファインミラーに使用禁止)
お手入れの手順など、詳しい「お手入れ」を知りたい方にはヤマハの「お手入れ読本」があります。
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