電力10社の09年3月期決算では全社増収でしたが純損益では6社が赤字だそうです。
燃料費の負担増と景気悪化で産業向け電力需要の落ち込みが響いたそうです。
また、CO2排出枠購入代金の9社合計で1000億円形状しているのも影響があるようです。
増収は燃料費高騰に伴い電気料金が上がったため。だが、販売電力は全社で減少している。
前年比約6%減でこれまでで最大の落ち込みだそうです。
赤字6社は発電コストの安い原子力発電の稼働率が4~7割台と低く、黒字4社のうち方陸、四国、九州の3社は原子力発電の稼働率が8~9割と比較的高かったようです。
沖縄電力は唯一、大口電力販売量が増加したところです。
電力業界はCO2排出量を90年度に比べて20%減らす計画ですが、原子力発電への切替や、発電効率の向上だけではクリアできずに排出枠を買っているのですが、その購入代金は10社の純損益金額1145億円の赤字に匹敵する数字です。
電力会社さんも苦労しているようです。
その上、太陽光エネルギー利用の電気の買取価格を値上げされてはダブルパンチですね。
しかし、日本の電気代は世界一高いのです。
どこに消えてゆくのでしょうかね?
物価が高いだけでは無いように思うのですがね。
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