東電さんからいただいた「住まいと電化」と言う機関紙の資料「世帯数推移」(国税調査)によると昭和60年から平成17年に掛けての統計では夫婦と子供世帯は緩やかに減少しているがほぼ1500万人で横ばい、それに比べて単独世帯(ひとりもん)は800万人から1500万人とほぼ「倍増している。
また、夫婦のみ世帯(二人)は500万人から1,000万人とやはり倍増している。
そして、女親と子供世帯も200万人から400万人と倍増している。
もうひとつの「世帯あたりの人員推移」(国税調査)という統計では昭和25年には1世帯の人数が約5人だったが、平成2年には3人、平成17年には2.58人と減少している。
当社のナンケートにお答えいただいた60世帯でも17世帯が単独あるいは独身世帯である。
3人以下で50歳代以上の家族も17世帯ある。
単独世帯や夫婦のみ世帯の中身は決して新婚さんではなく老人世帯が増えているということである。
高齢者白書と言う資料では昭和50年に総世帯数の17%(8,500世帯)だった高齢者のみの世帯(単独か夫婦のみ)が平成18年には52%(18,300世帯)に増えている。
そして、火災による死者の56%が65歳以上の高齢者である。
夫婦と子供の4人家族は現在の日本ではケッシテ平均的な家族ではないのです。
ココから、「住まいと電化」では「IHクッキングヒーターをつかって高齢者は安全に生活を・・」と誘導したいのですが、私もオール電化は高齢者には良いと思います。
お年寄り世帯は使用量が少ないので光熱費の金額的なメリットは少ないと思いますが、安全の点では有利だと思います。
昔風のコンロ台や調理台、流し台が分離している形のものは昭和60年ころには流し台出荷総数の90%以上だったのが平成10年にはシステムキッチンと半々になり平成19年の統計ではシステムキッチンの半分の出荷台数です。
システムキッチンの動向も「出荷価格帯統計」では平成20年では普及品が42.5%と約半数、
中級品が30.2%、高級品は7.6%です。
その他が19.7%あるのですが、その中身はわかりません。
多分、天板にタイルを張ったりするオリジナルキッチンあたりでしょうか。
また、システムキッチンに搭載するビルトイン機器は食洗機が4割弱、IHヒーターが1/3、水処理機が2割になっています。
現在の主婦がキッチンに望む第一は「料理や後片付けの時間を短くしてくれる機能や特徴を持ったキッチン」だそうです。
掃除が楽、つまり、凸凹やスキマが無く、掃除しやすい素材、そして、効率の良い収納がポイントのようです。
また、自宅のキッチンで困っていることは「調理作業台が狭い」、「ゴミをいれておく場所が無い」、「コンロが汚れやすい」、「ゴコクの掃除がメンドウ」など、掃除な冠することが挙げられている。
子育てファミリーが良く作るメニューは1位から「カレー」(65%)「炒め物」「焼き魚」「煮物」(50%以上)で「鍋物」「ハンバーグ」(30%以上)が続きます。
キッチンで使う家電の中では冷蔵庫が消費電力が一番大きいようです。
容量目安は、70リットルx家族人数+錠備品100リットル+予備70リットルです。
3人家族で380リットル、4人家族で450リットルといったところです。
子育てファミリーでは目安より大きめを選ぶほうが良いでしょう。
いずれにせよ、新しいタイプは消費電力が格段に少なくなっています。
そろそろと思っている方は早く買い換えたほうがお徳だと思います。
食器洗いについては、統計では「手洗い+拭き取り」では約36分かかるところを、食器を並べて入れるだけなら約4分、残飯を落として、軽くすすぐなどの予洗いを含めても約11分だそうです。
手洗いよりも毎回30分づつ時間短縮できます。
ただし、その後、食器洗い乾燥機は100分くらい動いていますが・・・。
食器洗い乾燥機では60~80℃の高温のお湯で洗うので手洗いでは出来ない除菌効果も期待できます。
食器洗いいにかかる水道、電気、ガス、洗剤の代金を合わせたトータルコストの平均値は手洗いと食器洗い乾燥機では同程度でした。
オール電化で時間帯別利用なら夜の安い電気を使えば安くなるそうです。
水道代は手洗いより格段に食器洗い乾燥機のほうが安く済むようです。
IHクッキングヒーターの使い方をマスターすればオール電化のキッチンは安全で光熱費は確実に安くなります。
ただし、それがCO2の排出削減につながるかについては私自身の中でも?状態です。
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