CO2削減の現状
長期エネルギー需給見通し(経済産業省総合資源エネルギー調査会)によれば、
2020年のエネルギー起源CO2排出量の削減値を1990年比3%削減(2005年比13%削減)する為には約52兆円の社会的負担が必要とされる見通しである。
これは1世帯(日本総世帯数(平成17年国勢調査)49,036千世帯)あたり105万円の計算になる。
CO2の削減は家庭にばかり負担がかかるわけではなく、社会的なそして産業に絡む問題ですから当然、事業所の負担が多くて当然ですが、家庭も応分の負担はしなければならないと思います。
京都議定書での6%削減目標は森林吸収源対策や京都メカニズムなどが加味された
数値です。
エネルギー起源CO2に限った数値は約2%の増加が目安となる。
京都議定書の時点で、削減義務の無い新興国や離脱したUSAのCO2排出量がその後
著しく増大した結果、削減義務を負う国の排出量は世界の30%に下がっている。
この数値は新興国の経済成長に伴って、今後さらに20%程度にまで下がるという
試算もあり、議定書の実効性の低下が懸念される。
USA,中国、インドなどが参加しないまま次の枠組みを決めることは無意味な
ことである。
これは意見広告として新聞に載ったものの抜粋ですが、偏った意見だと思えます。
京都メカニズムとはOECD加盟国(あるいは京都議定書批准国)が排出枠をクリアした国から余った枠の分を買うことや、自分たちが外国で実施した温室効果ガス削減を自国の削減とみなすことのできる仕組みです。
森林が吸収してくれたり、削減の楽な開発途上国へ行って削減した数値を削減の効果に組み入れて自分の国では今までよりも2%余分にCO2を排出してもよいなんて、なんだかウサンクサイ感じがします。
でも現在では京都会議のときよりも8%も排出は増えています。
小手先のことでは追いつきません。
確かに枠組みに入らない国々を抜きにしてはCO2排出削減などは無意味なものだといえるでしょうが、だからと言ってやらないわけには行きません。
以下の数値はCO2排出に関わる色々なデータです。
GDPあたりのCO2排出量
日本 0.24KgCO2/US$
EU27 0.42
USA 0.51
カナダ 0.64
韓国 0.71
オーストラリア 0.82
インド 1.78
中国 2.68
ロシア 4.25
日本がいかに生産活動あたりのCO2排出削減が進んでいるかと言う数字です。
それにしても、ロシアはひどい数値ですね。中国でも日本の単位GDPあたり10倍のCO2排出です。
火力発電で電力1kWhをつくるのに必要なエネルギー指数(日本を100とする)
日本 100
イギリス 99
フランス 105
ドイツ 106
USA 113
インド 134
中国 135
日本より効率の良いのはイギリスですが、1ポイントの違いです。
この技術を、USA、インド、中国に売ればよいと思うのです。
鉄1トンを作るのに必要なエネルギー指数(日本を100とする)
日本 100
韓国 100
ドイツ 117
フランス 120
イギリス 122
USA 125
中国 129
インド 132
ロシア 136
石油製品 1キロリットルをつくるのに必要なエネルギー指数(日本を100とする)
日本 100
先進アジア諸国 101
ヨーロッパ 103
アメリカ・カナダ 113
各国のCO2排出ウエイト(2006年280億CO2-t世界計)
日本 4%
EU15 12%
インド 4%
中国 20%
USA 20%
その他 60%
以上の数値はいかに日本がCO2排出に関して効率よく生産活動しているかと言う数字です。
この技術をもっているからこそCO2削減についてもっとリーダーシップを発揮して世界をリードするべきなのに日本は消極的だと非難されています。
情け無い思いがします。
日本よ、ガンバレ!!
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