お久しぶりです。
ズイブンとお休みしましてスミマセンでした。
どうも、還暦をすぎて根性がなくなってきたようです。
しかし、これではイカンと老体にムチ打って三度、ブログを始めます。
では再開の話題として、新聞ネタから
「原発は儲からないから消滅してゆくだろう」
ドイツやイタリアが脱原発に踏み切り原発はなれが進むユーロですが、電力の80%近くを原発に依存する原発大国のフランスでもどうやら脱原発が進みそうです。
石油危機を背景に1970~1980年代に原発の多くが造られたフランスでは、あと10年もすれば原発が寿命となる。
廃炉となれば新しい原発が必要だが、新しく受け入れてくれるところはない。
フクシマの事故は原発が予想以上に危険だということを示めしただけでなく、「原発のコストは予想以上にかかるようだ」と、大勢が気づき始めた。
廃炉となった際の原子炉解体費用、放射性廃棄物の処理費用が膨大であること。
事故の際の保険もフクシマによって今までの料率ではすまない。
原発事故の補償を引き受けることの出来る保険会社はないだろう。
結局は国が担保するしかない。
つまり、原発事業は国策で進める以外には不可能である。
そもそも、原発はナニモ複雑な仕組みではない。
発電は発電機の軸を回転して発電する。
蒸気でタービンを回して発電するのである。
子供の頃に理科実験でしたように、
電池でモーターを回してカムなどを利用して上下運動など力の方向を操作する。
これの逆にモーターの軸を何らかの力で回転させて発電するのだが、水力発電は水流で水車を回して発電するし、火力発電はガスや石油、石炭で蒸気を発生させて蒸気がタービン(羽車)をまわして発電する。
原発は原子炉で発生した熱が蒸気を発生させて、後は火力発電と同じである。
再生エネルギーはモット直接的で、わざわざ蒸気を発生させるなどという手間は掛けない。
海の潮力発電は水力発電と同じで潮の流れがタービンを回す。
地熱発電は地熱で出来た蒸気自体がタービンを回す。
(チョット、違うかもしれない。地熱が蒸気を発生させてタービンを回すのかも)
風力発電はまさに風車をまわす。
太陽光は太陽熱がそのまま電気に変換される。
原発は仕掛けが大きくて、リスクも高すぎるからコストがかかりすぎる。
そのうえ、廃炉となっても、廃炉自体の技術も放射性廃棄物の処理の道筋もマッタク見えていない。
世界的な大手でフランス政府系原発企業のアレバは、最近、風力発電用の風車製造に乗り出している。
たぶん、声高に騒がなくても原発産業は廃れてゆくのだろう。
しかし、安心はできない。
日本はマダマダ原発産業に固執しているようだ。
このまま行けば、日本は世界からヤッカイモノ扱いされるのではないだろうか。
[1回]
PR