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芹工務店の社長である私がお気楽に日々思うことなどを 徒然なるままに書かせてもらいます。

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3月7日の朝日新聞から

1979年に炉心溶融事故を起こしたアメリカのペンシルベニア州スリーマイル島は、2号基が1基だけ炉心溶融事故を起こしたのですが、事故原子炉内には177本の燃料があったのが溶融してマッタク原型をとどめていなかったそうです。

1985年から燃料取り出し作業を始めて1990年に99.5%を取出して作業は終わった。

残りの0.5%の燃料は圧力容器などにくっついたりして取出しは無理なようなので、再臨界の危険がないことを確認して、1993年からは2034年の廃炉に向けて保守管理が続いている。

スリーマイル島の事故は炉心溶融が1基で核燃料は圧力容器内にとどまっていたが、フクシマでは3基が炉心溶融を起こして核燃料は圧力容器から溶け出して原子炉格納容器に漏れ出している。

炉心溶融とはメルトダウンのことです。

普通、メルトダウンといえば大変なことと感じるでしょう。

水素爆発とか炉心溶融などと言葉を変えると、なんだかグット軽い感じがしますが、メルトダウンに違いはありませんから大変なことなのです。

つまり、フクシマはスリーマイルに比べて、よっぽどヒドイということが解る。

スリーマイルでは取り出し作業に5年かかっているが、フクシマでは10~15年かかる見通しのようで、これから格納容器の損傷具合を見極めなければ補修方法も工程もハッキリしたことは決まらない。

そのうえ、フクシマはガレキが作業の妨げになっていることも考えると、スリーマイルの10倍以上の作業量になるだろうとのこと。

スリーマイルは事故発生から廃炉まで55年かかる。

フクシマは確実のそれ以上の年月がかかるだろう。

改めて感じるのは、安全対策のズサンさと、予測の甘さと、対応の無策さである。

私個人の「原発」に関する考えは、事故が起きた場合の影響度合い、影響範囲の広さと、復旧への時間の長さを考えると、やはり「原発」はやめるべきだと考えます。


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