忍者ブログ

芹工務店の社長である私がお気楽に日々思うことなどを 徒然なるままに書かせてもらいます。

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


まず、シロアリの分類から
在来種はヤマトシロアリとイエシロアリ
   ヤマトシロアリ
湿った木材などを餌に10m程度の活動範囲
        乾燥に弱いので常に湿った材木や土中に生息
        土台や根太など建物下部を食う(地面から1mくらいまでしか上がらない)
        北海道を除く日本全国に分布

イエシロアリ
        千葉県以西の太平洋側の海岸線に沿った温暖な地域と九州、西南諸島に分布
        行動範囲は100m程度
        家屋損傷被害は大きい
        乾燥した木材でも水を運んで湿らせながら加害する

アメリカカンザイシロアリ(外来種)
        輸入家具、建材について入ってくる
広くは分布しないが局地的な被害がある
乾材(カンザイ)に被害を及ぼす(湿気を必要としない)
湿気を必要としないので行動範囲を限定しない
乾燥した木材のなかに小集団で生息(発見が困難)

4月上旬からゴルデンウイーク前後に羽アリとなって飛ぶ
素人がシロアリを発見できるのはこのときだけです

シロアリは等翅目といってゴキブリの仲間
アリと違って寸胴
光を嫌う
木材の中を食い破ってトンネルを作って進む

基礎コンクリートなどは表面に木材や土などを唾液や水で固めて「蟻道」をつくる
木材の表面は普通に見えるが押すとスカスカになっているのはシロアリの疑い有り
手がかりは木粉のような細かい粒(アリのふん)を見つけたら相談してください

防蟻工事をしてあっても、それで完全にシロアリ被害を防げるわけではない
現在の防蟻剤は人体への影響を考慮して昔に比べて弱いものになっています
(メーカー保証も昔は10年保証しましたが、現在は5年保証です)
防蟻工事をしてあっても、被害にあう確率がチョット減るだけです

シロアリの巣があって近くに他に食うものが無ければ
防蟻処理した木材でも被害にあいます

近所でシロアリ被害の話を聞いたら点検してもらいましょう
確実にシロアリ被害を防ぐには認定薬剤で5年ごとに防蟻処理をして
保証をつけておくことです

防蟻工事に対する私的な感想は
防蟻工事はぜったいっではないと言うこと
むしろ、施工についてくる保証のほうが必要だ
シロアリ被害にあっても保証が聞く

もうヒトツ、ニュース
 プレカット業者からの提案で「ほう酸の材木への圧力注入」です
 アメリカでは人体に対する影響から防蟻工事はやらず、ほう酸を材木に浸透させる方法が主流だそうです
 プレカット業者から「ほう酸の材木への圧力注入」の提案を受けています
 割高ですが、5年後との追加処理は不要になるそうです
 保証の内容が不明なので、現在、調査中です

いずれにせよ、怪しいなと思ったらご連絡ください

拍手[1回]

PR

Post your Comment
Name
Title
E-mail
URL
Comment
Pass   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
Trackback URL
カレンダー
06 2025/07 08
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
最新コメント
[03/19 髙樹園]
[03/15 雅勒]
[03/02 風]
[07/01 クーミン]
Script: Ninja Blog 
Design by: タイムカプセル
忍者ブログ [PR]