エアコンのスイッチを入れるときに気をつけることは?
エアコンは早く部屋を快適にするために、スイッチを入れたときには大きな電力で運転します。
部屋が設定温度になって快適な状態になると小さい電力で安定します。
10畳用の機種では立ち上がり時の電力は冷房で約6倍(最初は約880W、設定温度になると約160W)、暖房で約5倍(最初は約1,330W、設定温度になると約290W)もの電力がかかっています。
また、安定するまでに40~50分かかるようです。
空気は温度が低ければ重くなり、温度が高ければ軽くなります。
冷房時に扇風機を併用して床に溜まりがちな冷気をかき混ぜてやると効果的です。
設定温度26℃でエアコンを使用したときの消費電力量に対して1℃揚げて27℃にすると、扇風機を併用しても9%の省エネになります。
28℃にすれば消費電力量は、さらに減って22%の省エネになります。
このうちの扇風機の消費電力量は10%程度です。
暖房した温かい空気は軽くて移動しやすいので、冬は1階で暖房しても吹抜けや階段などからドンドン2階に温かい空気が廻ってゆきます。
しかし、冷房された冷気は重いので下に溜まります。
ですから、2階で冷やされた空気はなかなか動けずに溜まってゆきます。
暖房ほどに他の部屋に動いてくれません。
こんなときには扇風機や天井扇が有効です。
セッセとかき混ぜて冷気を動かしてくれます。
吹抜けがあれば1階にも下がってゆきます。
ただし、吹抜けなどで下がってしまうと、2階の吹く抜けを挟んだほかの部屋には冷気は廻りません。
エアコンの設置の方法は1階はLDKなどの大きな部屋になりますから容量の大きなエアコンを1台。2階には部屋ごとに小さなエアコンと言う方法が良いと考えています。
また、現在のエアコンはインバータータイプになっていますから、設定温度になればオートマチックに運転を調整してくれるので芹工務店の提案する高断熱の家ではエアコンをつけたりきったりするよりも、つけっぱなしのほうが効率が良いと思います。
高断熱の家では、エアコンの数を減らしたり定格能力の小さなものにして長時間運転をして家全体をコントロールするのが賢い方法です。
エアコンの定格能力の目安は約6割くらいで良いと思います。
たとえば20畳のLDKでは12畳用くらいでOKです。
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