日本の原子力発電用の原子炉では
東海村が一番古く、廃炉作業中です。
稼動中のものでは福井県の敦賀1号機と
美浜1号機が一番古い。
国では原子炉の稼動期間を40年としているが
この2炉は国が10年の稼動延長を認めている。
そして、フクシマ第一原発の1号機は
敦賀、美浜に続く、稼働中の原子炉としては
3番目に古い原子炉で
今度のツナミで、こんなことにならなければ
10年の延長という話になっていたのでしょう。
脱原発のシナリオとしては
「新たな原発は作らない」
「古いものは廃止してゆく」
これが基本的なシナリオらしい。
ワタシテキには、点検中も含めて現在、停止中のものは
再稼動しない。
残りの17基も13ヶ月の稼動期間がすぎて
点検停止に入ったら再稼動しない。
といったシナリオでよいのではないかと思う。
日本の原子炉から排出される
使用済み放射性廃棄物処理方法は
「再処理してプルトニウムを取り出し高速増殖炉でまた使う」
ということだったが
そのための2ヶ所の施設は巨額の費用を投じて
まったく、使われていない。
青森県の六ヶ所村再処理工場は
試運転段階だがトラブル続きで稼動の見通しは立っていない。
福井県の「もんじゅ」はナトリウム漏れ事故以来
ほとんど稼動していない。
再処理が進まないために
六ヶ所では各地の原発から受け入れている
使用済み燃料の貯蔵スペースが満杯になり
各地の原発でもプールに貯め置かれて
プールも7割がた埋まっている。
ゴミが溜まって処分できないのに
危険なゴミを作り出すわけには行かないだろう。
「もんじゅ」は停止中でも1日に5千万円の維持費がかかる。
再処理用に電力各社は合計2兆4千億円を積み立てている。
それらの資金を他に使う方法を考えるべきではなかろうか。
フクシマの賠償に使ってもマダ足りないと思う。
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