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芹工務店の社長である私がお気楽に日々思うことなどを 徒然なるままに書かせてもらいます。

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チョット前の沼津朝日のコラム「言いたいほうだい」に

「伊賀越道中双六 沼津」という題で

寄稿がありまして

沼津の名前に惹かれて読んでみました。


歌舞伎の演目で「伊賀越道中双六」というのがあるそうです。

浄瑠璃でも有名なようです。

「忠臣蔵」「曽我兄弟」と並ぶ

日本三大あだ討ちに数えられるものらしいのです。


内容は「伊賀・鍵屋の辻」で有名な、

荒木又右衛門が渡辺数馬を助けて

河合又五郎を討つまでの話です。


「伊賀越道中双六」は十段からなる話で

その六段目が「沼津」になるそうで、一幕三場の構成です。


近年では全段を通しての上演は少ないらしいのですが

「沼津」の段は人気が高く、単独で上演されるそうです。


中でも、最後の「千本松原の場」は山場で

娘のお米(後の渡辺数馬の妻)に茶店をやらせ

自分は旅人の荷担ぎを生業としている平作が

主人公になるのですが

仇の河合又五郎の行方を知っている

旅人十兵衛(二十数年前に別れた平作の子)

に娘お米の夫、渡辺数馬のため、

平作は自害してその居場所を聞き出す。

といった内容です。


平作決心して自害し

“死にゆく仏の供養として聞かせてくれ”

と申します。

十兵衛はその情けに引かされて遂に明かします。

『仇、河合又五郎の落ち行く先は

九州相良吉田で逢うたと人の噂』

と浄瑠璃の名せりふであまりにも有名です。


平作のおかげで

数馬は義兄荒木又右衛門の助太刀で首尾よく

仇討ちの本懐を遂げることができ、

平作爺さんの義侠心は後の人々の心を打ち、

茶店のあったと云う場所に一つの碑を建て

地蔵尊を建立しました。


この地蔵尊は実際にあるようで、

沼津警察署の真裏で川沿の道あたりのようです。

山王前自治会が「案内板」を立ててあるそうです。

かなり、小さいやつで目立たないようです。

私も見ていません。

探してこようと思いますが、興味のある方はゼヒ・・・。


ところで、今日の話は「・・・だから、なんなの?」

と突っ込まれそうな

ゆる~い話ですが

「歌舞伎演目に名前が載るなんて・・沼津も渋いじゃん。」

なんて思いませんか~。

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