今、電気自動車がトレンドのようだ。
トヨタとホンダはハイブリッドで先行している分、電気自動車には少し距離を置いている。
だが、世界のトレンドはどうやら電気自動車のようである。
三菱はアイ・ミーブで走り始めて、7月からは販売開始、社運をかけているようである。
日産も「ゼロエミッション車(CO2排出ゼロ)で世界のリーダーになる」とルノーとタッグを組んで世界標準を目指すようだ。
アメリカはBIG3が失地回復を電気自動車にかけているようだ。
中国はBYDオートがすでに電気自動車を発表しているがその実力をどうやら怪しそうである。
しかし、中国や韓国の製品化、販売力は侮れない。
テレビなどの電気製品では日本は確実に中国、韓国に先を越されている。
いずれにしても、石油は限りある資源だしCO2排出の大きな要因である。
長い先を考えれば、石油離れは当然の帰結となる。
電気自動車が現実に待ちを走り廻るのはもう少し先だとしても、電気自動車には電池が必要であるから、現在は高性能の電池、つまりバッテリーの開発がにぎやかなようで、その主力はリチウム電池になるらしい。
また、動力が電池になると車も様変わりして、エンジンが不要になり、変速機も要らなくなるらしい。
となると、廃れる業種、はやる業種のバトンタッチが行われることになるようだ。
今の車の主要な部分の自動変速機が要らなくなってくる。
栄枯盛衰はすさましいスピードである。
それに比べると住宅はとてもローテクで原始的な仕事に思えてくる。
ところで、電気自動車の話を聞いていて感じたのは、自動車用の電池は蓄電容量も増えて、充電を何度も繰り返しても大丈夫なタフなものになるのならば、私が以前から主張している「ソーラーパネルに高性能のバッテリーが付けば自分の家で昼間作った電気を貯めておいて夜、使う」と言うことが可能になりそうな気がする。
そうしたら、住宅は電線が不要になって、電力会社も家庭への電線が不要になって設備費が減り、火力発電所も減り、原子力発電所の不要になるかもしれない。
そしたらとてもキレイな世界がやってきそうな気がする。
いずれにしても、今、やらなければならないのは燃焼によるエネルギー生産を減らすことである。
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