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芹工務店の社長である私がお気楽に日々思うことなどを 徒然なるままに書かせてもらいます。

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5/18に京都府立大の宗田好史准教授のセミナーがあって、沼津朝日にそれについての記事が載っていました。

概要は
全国の地方都市では中心市街地が空洞化して、終身部の人口が減り、店舗が消えている。
札幌、仙台、新潟、浜松でもその傾向は顕著で、中核都市はほぼ全滅。

昔の沼津市は国鉄東海道線開通によって駿東、伊豆の流通拠点となっていたが、現在は流通も消費も通過点に過ぎなくなった。

新幹線の停まる三島も富士も栄えてはいない。
東名高速の開通で首都圏製造拠点となったがその要因は水資源が大きな要因である。

駅周辺の再開発については新幹線も停まらないのにコンベンション施設を作っても、その活用には疑問がある。

また、イーラDeの示すようにハコモノで人は集まらないことは証明された。
先行する各地の鉄道高架事業は高い費用の後始末に追われ、効果は上がらないのが実情である。

区画整理で現金を手にした人は地元で使わず首都圏で不動産を買うなどして、少しも地元に還元されていない。

さらに、消費構造が変わったことをを上げている。

共働き家庭が増えて家出料理をしなくなり、加工食品購入費と外食費が大幅の増え、反面、精選賞良品の消費量が減少している。

都心回帰が起きている都市では、まず、個人の飲食店が増え、次いで美容院、コンビニ、最後にファッションの店が出来て賑わいを取り戻している。

大きなハコモノでデパートを誘致するのではなくて、中心市街地に住居する人が増えて、人の融合、にぎわいを創生する工夫が必要だとしている。

堅苦しい話になってしまってすみませんでした。

私も以前は「駅周辺再開発事業」については、どちらかといえば、賛成でした。
沼津市がコレだけ落ち込んでいる状況を見れば、何か、起爆剤が必要だと感じたからです。

しかし、現在の景気や東名から長泉、三島に流れるインフラ整備によって流通の方向が変わってゆく様子を考えると、沼津駅周辺を中心市街と考えることが間違いではないかと思うようになりました。

去年あたりから芹工務店の仕事場も沼津ではなく長泉、三島にシフトしています。

地方都市とし再生する為には、量が必要だと考えています。
長泉市でも裾野市でもかまいません。
沼津、三島、駿東が一緒になる必要が有ると考えています。
新たな中心地を別に作るべきではないかとも考えます。

沼津市街はマンションなどを増やして人が帰ってきて、そこの住人を相手とする商業が復活するのがよいのではないかと思います。

駅から雨に濡れずにいけるところに会議場ではなくて、文化センターや体育館などをつくり、店舗と融合できるような街づくりをするべきではないでしょうか。

そして、駅と港の間には常時、無料のシャトルバスを走らせてどこでも降りられるようにしましょう。

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