中国からの日本入国ビザの発給条件が7月1日から緩和されました。
昨年度は年間に100万人程度の中国からの観光ビザにより入国だったそうです。
たしか、日本は世界中からの観光客が年間に800万人程度だと記憶していたのですが、
かなりの割合ですね。
インターネットで調べたところ、2008年は830万でしたが、2009年は700万に落ち込み、2010年は5月までで350万ですから2008年並に回復しそうです。
発給条件のうち、年収については、これまでの年収25万元以上の富裕層がビザ発給可能だったのを、年収6万元以上までの中間層対象まで緩和し、対象世帯が160万世帯から1600万世帯と10倍増加するとのこと。
為替レートが1元/13円くらいですから、年収300万以上だったのが、70万台になりました。
いままで厳しい条件だったのは不法滞在や不要就労を防ぐ為だったそうですが、ここのところの中国の目覚しい発展で、日本も規制緩和に踏み切ったようです。
観光客の増加も3~4倍を見込んでいるそうです。
中国からの観光客の目的は「観光」よりも「買い物」だそうです。
平日の秋葉原や銀座は中国人の観光客でイッパイだそうです。
買い物も予算などナシで「大人買い」していくそうです。
秋葉原の電気屋さんも、銀座のブランドショップもウハウハだそうです。
アメリカやEUからの観光客は財布のひもは固いそうです。
それに、アメリカやEUは遠いですからね。
旅費も高いですよね。
その点、中国は近いですよ。
人口もアメリカやEUを合わせたよりも倍以上になりますから、大きなお得意さんだと思います。
これからの日本は、ビジネスモラルの程度の低さや、共産国家という危なっかしさを割り引いても
アメリカなんぞより、中国と積極的に仲良くなるべきでしょう。
韓国、台湾、フィリピン、インドネシアなどの東アジア圏がEUのような関係になるのも遠くないと思います。
そのときに、乗り遅れたり、つまはじきにされて地図の場所のように隅に追いやられないように、東アジアの中にシッカリと位置を確保するべく、今から国レベルでの努力が必要だと思います。
各国の人口も中国13.3億、インド11.3億、アメリカ3億、インドネシア2.3億、ブラジル2億とコレがベスト5です。
日本は10番目で1.3億にチョットかけて、減少し始めています。
全世界では66億です。
東アジアだけで約20億、全世界の1/3くらいいる計算です。
「貧すれば鈍する」のたとえはスコシずれてるかも知れないけれど、傾き始めたアメリカよりも、近くて、伸び盛りで、たくさんいる東アジアと仲良くしなければ日本の再生は無いでしょう。
なんて、言いながら、私の商売は会社の周囲10Km圏内なんて、さびしいなあ。
でもね、近くの人を大事にするというビジネスの方向は同じですよ。
[0回]
PR