エアコンの使い方(再熱除湿)
エアコンは、ヒートポンプ機能によって室外機で冷媒を冷たくし、その冷媒が室内機に送られて室内の暖かい空気温度を下げて、その空気を室内に戻してやって室内を冷やすのです。
そのときに、室内の暖かい空気に含まれる水分は温度が下がることで、空気中の水分飽和点をオーバーしてしまうので、オーバー分の水分が結露して空気中の絶対水分量は減ります。
エアコンの中で、冷たい水の入ったグラスの表面に結露が出来るのと同じ症状が起きているのです。
結露した水分はドレン管(排水管)で外に排出されます。
絶対水分量は減るのですが、温度も下がるので相対湿度はむしろ上がってしまいます。
飽和水分点をオーバーした分が結露するのですから、湿度は100%近くなります。
そこで、冷やした空気を吹きだして、部屋に戻す前にもう一度温度を上げてやります。
そうして湿度を下げるのです。
そのときに、冷房に使って温度が上がった冷媒の排熱を利用するのが「再熱除湿」という方法です。
現在ではどのメーカーも上位機種には同様の機能を持っていますが、最初に始めたのは、「霧が峰」の「うるるとさらら」という名前です。
「うるるとさらら」は「さらら」が除湿機能で「うるる」が暖房時の加湿機能です。
冷房あるいは除湿時のエアコンの設定は「温度28℃、湿度50%」くらいがよいと思います。
同じ温度でも湿度が低ければジメっとした暑さを感じないですみます。
日常生活での最適湿度は40~60%の範囲だそうです。
ちなみに、夏場の室温は外気温度マイナス5℃、「温度28℃、湿度50%」程度。
冬場は「温度20℃、湿度60%」程度です。
温室時計をお部屋に置いて、室内の温度、湿度をチェックしながらエアコンを使うようにしましょう。
アイシネンを使った芹工務店の家ならば、断熱性能が高いので室内の床や壁はすぐに室内温度と一緒になるので、冬場の20℃でも、夏場の28℃でも十分に快適です。
[0回]
PR