私の手元にpanasonicの小冊子
「はじめてのIH」というのがあります。
1年ほど前のものですが、ブログのネタ用にと、
取っておいたものです。
抜粋してみようと思います。
まず、IHとはInduction Heatingの略称で
日本語では電磁誘導加熱というそうです。
プレート面に磁力発生コイルを埋めて磁力線を発生させて
学校で銅線をまいて磁石を作ったことがあるでしょう。
原理はあれと同じです。
そして、鍋だけをヒーターのように発熱させるのです。
安心の巻「おばあちゃんでも安心調理できるの?」
お年よりは確実に視力が落ちます。
ガスの火もぼやけて見えて、
特に青い炎は非常に見えにくいそうです。
その結果、袖に火が燃え移るなどの事故が絶えないようです。
IHならば
直火も発熱ヒーターもなく、引火の心配がありません。
ガス漏れの心配も、コンロ周りのペーパータオルや
箸などに燃え移ることもありません。
使用中でも鍋のスグ横も熱くありません。
ただし、ラジアントタイプの部分は
電熱ヒーターの原理ですから
コイルの部分は熱くなりますが、
赤くなって発熱状態がわかるようになっています。
また、使用後に鍋をおろした直後は
鍋があった部分ではIHタイプでもしばらく熱があります。
また、IHは鍋の底面が発熱するだけですから
鍋の側面や取っ手、持ち手が
熱くなることもありません。
ただし、お湯が熱くなれば鍋のお湯があるところは
鍋の側面もお湯の温度までは上昇します。
安全機能はシッカリしていて、
煮込み中の鍋のスイッチ切り忘れや、
加熱中に鍋をはずしても、
異常事態には自動的に通電を中止して、
音声でお知らせする機種もあります。
電源スイッチ自動OFF
切り忘れ自動OFF
空焼き自動OFF
鍋なし自動OFF
温度過昇防止
チャイルドロック
高温注意表示
以上のような機能がそろっています。
火力の巻「電気で火力が弱くないかしら?」
ガスコンロはガスを燃やして、
燃えるガスの火が鍋を熱くするのですが
この場合の熱効率は約40%くらいです。
1,000Kcalのガスを燃やしても
400Kcal分のお湯しか沸かないということです。
IHの場合は磁力発生コイルが直接、鍋を発熱させるので
熱効率は約90%です。
この冊子にはこう書いてありますが、
他の資料では85%くらいとありました。
いずれにしても、ガスに比べて熱効率は非常に高いようです。
大雑把に換算してもガスコンロの火力の
半分で同じ効果があることになります。
ガスの場合、ロスした分がキッチンの周りを熱くしたり、
上昇気流の発生で
油が換気扇や廻り壁を汚すのだそうです。
その点、IHでは輻射熱が極めて少なく、
上昇気流の発生も周囲の温度上昇も
ズット少なくて済みますから
夏の調理時の熱さも抑えられます。
炎がないので夏場には
コンロのそばに扇風機を置いても大丈夫です。
加熱による部屋の温度上昇がすくないので
エアコンの効きも違います。
また、滅効率がよいのでお湯を沸かすのも、トテモ早く
20度の水1リットルを90度に沸かすのに、
3KwのIHヒーターで2分16秒だそうです。
だから、ジャーなどにお湯を溜めておく必要はないようです。
今日はココまで。
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